暗殺者”の”パスタ風?

今朝コンビニ行った際、レジの前でこんな商品を見つけました。

【暗殺者のパスタ風】

ん?? 意味がわからない・・・・ 

暗殺者のパスタとは、一体どんなものだろうか。いや、そもそも文法的にもおかしい。

私はよく日本語初学者に、日本語は格助詞(が・を・に・へ・と・より・から・まで)が重要だとよく話しております。よって、ここで格助詞”の”の使い方について整理してみたいと思います。

格助詞「の」の用法

1:所有、所属
・彼の本(彼が持っている本)
・学校の先生(学校に勤務している先生)

2:修飾語の役割
・夏の花(夏に咲く花)
・日本の文化(日本に関する文化)

3:主格の「の」
・母の作った料理
・彼女の来日した日

4:関係の「の」
・明日の会議
・家の前の講演

主な使い方は上記のようなものがあります。

3:主格の「の」では、例えば、母の料理=母の「作った」料理のように「作った」がなくても
意味は伝わるかと思います。
では、暗殺者のパスタ=暗殺者が作ったパスタ これはどうでしょうか。なんか変ですね。

1:所有、所属の「の」だと、彼の本を例にすると、暗殺者が所持しているパスタと言う意味になりこれも変な気がします。

あとは、「新聞の報道」のように情報源を表すものや、「りんごのジュース」みたいな材料を表す「の」もありますが、どれもしっくりきません。

もしかしたら”風”を付け加える事によって、「暗殺者が作った”みたい”なパスタ」と言う意味なのか。そうであれば、暗殺者が作るパスタのイメージとは一体どんなものなのでしょう。

パッケージには「ドロッと濃厚トマトの旨辛スープ」と書いていますね。

ん?? そもそもこれラーメンじゃないの?

という事は、暗殺者の(が作った)パスタみたいなラーメンと言う事でしょうか。


とにかくよく分かりませんが、見た目は美味しそうです。

しかし、生徒にこれはどういった意味ですか?と聞かれたらどう答えたらいいのだろう。
何かよい回答があれば教えてください。

ではまた。


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