台湾で日本就職説明会を開催しました!

 7月14日に台北市内で日本就職説明会を開催しました。日本で働きたい、ワーキングホリデーで日本を訪れたいと希望する台湾の若者たちに向けて、有意義な情報を提供する機会となりました。なぜ台湾でこのような説明会を開催したのか、その理由や当日の様子をお伝えします。

なぜ台湾で説明会を開催したのか

 日本での就職やワーキングホリデーを希望する台湾の若者は非常に多く、毎年1万名のワーキングホリデービザが発給されています。台湾には親日家が多く、日本語学習者の割合も非常に高いです。また、日本に旅行にくる台湾人観光客の約6割が、訪日回数4回以上の経験を有しているとの統計も出ており、台湾人の日本好きが伺えます。日本に対して強い憧れを抱いている若者も非常に多く、旅行で日本を訪れた後に将来は日本で働きたいと夢を抱く若者の割合も高まっています。こうした背景から、今回台湾での日本就職説明会開催を決定しました。

説明会の内容

 当日の説明会では、以下のような内容についてお話しました。

  • 就労ビザの種類と労働条件について
  • 仕事の探し方について
  • 履歴書の書き方
  • ビジネス日本語について
  • 日本での住居の探し方について
  • 日本での生活の注意点や、生活費について などなど…

 説明会は、参加者がしっかりと理解できるように日本語と中国語を交えておこないました。また、日本でのワーキングホリデー経験者にも参加してもらい日本での生活していた頃の経験談等を語ってもらいました。

参加者の反応

参加者たちの説明会への参加目的はさまざまでした。ワーキングホリデーで日本に来たいという希望を持つ人もいれば、正社員の仕事を探している人もいました。ですが、共通してビザに関する説明は、参加者全員にとって有益だったとの声が多くあがりました。

ある参加者は「各ビザによる就労制限一覧を見ても細かい違いがよくわからなかったが、実際に日本で不法就労として捕まっている外国人の実例について説明してもらえたためわかりやすかった」」と話していました。また、別の参加者は「将来日本ではたらきたいが、自分がどの就労ビザをとれば日本ではたらけるのかがわからなかったから参考になった」と感謝の意を示していました。全体として、参加者たちは説明会を通じて多くの有益な情報を得ることができ、大変満足してくれている様子でした。

特典の浴衣プレゼントと驚きエピソード

説明会終了後、来場者特典として、男女一名ずつに浴衣をプレゼントしました。その際、参加者の一人が日本の着付けを習ったことがある経験者で、日本人の私たち以上に着付けが上手であることに驚かされました。

交流会での一幕

最後に、参加者全員で台湾にある日本のスシローに行き、懇親会を開催しました。参加者の悩みや質問を聞きながら、日本での就職に対する期待や不安について語り合う貴重な時間となりました。また、参加者同士の交流も深まり、皆さんが日本での生活や仕事に対する夢や目標を語り合う姿が見られました。参加者の中には、すでに日本での就職に向けた具体的な準備を始める決意を固めた方も多く、その意欲に私たちも大いに感動しました。

終わりに

今回の説明会を通じて、日本で働きたいという台湾の若者たちの熱意に触れることができ、私たちも大変励まされました。今後もこうしたイベントを続け、日本と台湾の架け橋となれるよう努めていきます。

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石川瑞希
学生時代、台湾人オーナーのお店でアルバイトを始めたことをきっかけに台湾に興味を持ち、1年間の交換留学を経験。現地の大学で台湾華語を学ぶ。帰国後も同じお店でアルバイトを続け、国際的な仲間と出会う中で、海外と関わる仕事に興味を持つ。大学卒業後、異業種での経験を経て、2023年10月よりMan to Man株式会社に入社。現在、外国人の日本での就労支援を行っている。