先日、初めて外国人(特定技能)を採用される企業様から特定技能制度についての質問を頂きました。今回はよくある質問とその回答について書きたいと思います。
目次
1. 特定技能ビザの申請手続きにはどれくらいの時間がかかりますか?
回答: 通常、特定技能ビザの申請手続きには、書類の準備や審査期間を含めて2〜3ヶ月程度かかります。ただし、場合によってはさらに時間がかかることもありますので、余裕を持った計画が必要です。
2. 特定技能での雇用を検討していますが、どのような職種が対象になりますか?
回答: 特定技能ビザは、介護、建設、製造業、外食業など14分野の職種が対象です。対象職種は政府によって決められており、該当する職種での雇用が可能です。
3. 特定技能ビザでの雇用に必要な条件は何ですか?
回答: 企業側には、労働契約書の締結、適正な労働環境の提供、雇用条件の説明義務、技能実習生の監理団体と同様の役割などが求められます。また、特定技能外国人が職務に必要な技能や日本語能力を持っていることも条件となります。
4. 特定技能ビザで働く外国人はどれくらいの期間日本で働けますか?
回答: 特定技能1号ビザでは、最長で5年間の在留が可能です。2号ビザに移行した場合、さらに更新が可能で、長期の在留や家族の帯同も認められます。
5. 特定技能ビザの外国人を採用する際、どのようなサポートが必要ですか?
回答: 企業は、生活面でのサポート(住居の手配や日本語学習支援など)や職場での適応を助けるための支援を提供する必要があります。これにより、外国人労働者が安心して働ける環境を整えることが重要です。
6. 特定技能ビザの外国人は日本語能力をどれくらい持っている必要がありますか?
回答: 一般的に、日本語能力試験(JLPT)のN4程度の日本語能力が求められます。ただし、職種や業務内容によっては、さらに高い日本語能力が必要となる場合もあります。
7. 特定技能ビザで採用した外国人が途中で退職した場合、どうすればいいですか?
回答: 外国人労働者が退職した場合、企業は速やかに入国管理局に報告する必要があります。また、新たな特定技能外国人を採用する場合、同様の手続きが必要です。
8. 特定技能ビザの外国人を採用するための費用はどのくらいかかりますか?
回答: 費用は、ビザ申請手続きの手数料、生活支援費用、採用プロセスにかかる費用などがあります。詳細な費用は、業者や支援内容によって異なりますので、事前に確認することをお勧めします。
上記のように特定技能を雇用される企業には様々な条件が求められます。特定技能には法令で定められた義務的支援などもあり、自社で全ての支援を行うのは難しいのではないでしょうか。
次回は、そんな外国人の支援について紹介したいと思います。
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