台湾のお給料事情

台湾出張レポート 現地の求人広告に注目!

先日、台湾に出張へ行ってまいりました。街を歩いていると、目に留まったのが各所で掲示されている現地の求人広告です。日々、外国人に日本の仕事を紹介している私にとって、海外の求人広告は非常に興味深いものでした。台湾の物価事情と比較しながら、現地のお給料事情についてご紹介させていただきます!

台湾で見かけた求人広告の紹介

こちらは名古屋発祥の『世界の山ちゃん』の台北市内にある店舗のアルバイトの求人票です。

時給は日本円で約860円(台湾ドル190元)

ちなみにアルバイトが「アリバイト」になってますね。変な日本語があふれているのは台湾あるあるですね。

こちらは少しお高めの焼肉屋さんの正社員募集の求人票です。

月給は日本円で約190,000円~約220,000円(台湾ドル42,000元~49,000元)

ちなみにこちらのお店の福利厚生は誕生日休暇や、誕生日・結婚・出産祝い金などに加え、毎年社員旅行があるみたいです。羨ましいですね。

こちらは夜市の屋台「ピーナッツロールアイス屋さん(花生捲餅冰淇淋)」の求人です。

アルバイト時給は日本円で約900円(台湾ドル200元)

正社員月給は日本円で約164,000円~約182,000円(台湾ドル36,000元~40,000元)

こちらはあくまで一例にはなりますが、日本の給料と比べて大きな差があるわけではないですが、若干日本より低いみたいですね。

台湾のお給料事情:物価との比較で見えてくるもの

先ほどは台湾の飲食業の求人をメインでご紹介させて頂きましたが、他業種を合わせても台湾全土の平均月収は日本円で180,000円程(台湾ドル40,000元)とされています。

台湾の物価については、屋台系の食事や市場の雑貨等は確かに安いと感じます。ですが、コンビニやスーパーで売られている食料品や日用品、衣服などは正直日本とあまり変わらない気がします。

また、台北では家賃の高騰が進んでおり、東京と同等か、場合によってはそれ以上になることもあります。都市部での物価高騰も相まって、給与がより高い日系企業への就職がますます人気となっています。

日本で働きたい台湾人求職者の現状

台湾では、多くの若者が海外での就労を希望しており、日本はその中でも人気のある選択肢です。特に、日本のワーキングホリデー制度を利用して、日本での就労を経験したいと考える台湾人が増えています。物価の違いや給与水準を考慮しても、日本での収入は依然として魅力的です。

弊社では、ワーキングホリデー期間中に日本での就労を希望する台湾人求職者を積極的にサポートしています。彼らは、日本の企業文化や働き方にも理解を深め、スムーズに日本の職場に適応できるよう準備を進めています。

台湾人の採用をお考えの企業様へ

台湾では1年に10,000件の日本へのワーキングホリデービザが許可されています。日本での就労はキャリアアップや異文化体験のチャンスであり、日本での生活を夢見る若者も多く、毎年上限に近い人数の申し込みが殺到しているそうです。

台湾人にとっては、経済的な安定と成長が見込める日本での就労が非常に魅力的ですし、日本企業にとっても意欲的で優秀な人材を確保できるチャンスです。日本と台湾、双方にとってメリットのある雇用を実現しませんか?

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石川瑞希
学生時代、台湾人オーナーのお店でアルバイトを始めたことをきっかけに台湾に興味を持ち、1年間の交換留学を経験。現地の大学で台湾華語を学ぶ。帰国後も同じお店でアルバイトを続け、国際的な仲間と出会う中で、海外と関わる仕事に興味を持つ。大学卒業後、異業種での経験を経て、2023年10月よりMan to Man株式会社に入社。現在、外国人の日本での就労支援を行っている。